湘南・鎌倉移住におすすめエリアの比較 ｜4年実際住んで分かった特徴

移住をご検討の皆様、こんにちは。辻堂トムです。

2020年に川崎から辻堂へ移住してから4年が経ちました。この間、湘南・鎌倉エリア全体を実際に歩き回り、各地域の特徴を肌で感じてきました。今回は、湘南・鎌倉移住を検討している方に向けて、藤沢・辻堂・鎌倉・茅ヶ崎・逗子・葉山の主要エリアを詳しく比較いたします。

正直なところ、移住前は「湘南・鎌倉エリアってどこも同じようなもんでしょ？」と軽く考えていたのですが、これがなかなか…（苦笑）実際に住んでみると、各エリアごとに全く違う個性があることが分かりました。

📖 こんな人に読んでもらいたい

• 湘南移住を本格的に検討し始めた方
• 各エリアの特徴を効率的に比較したい方
• 実際の住民の生の声を聞きたい方
• 東京通勤を継続しながら湘南暮らしを考えている方
• 子育て世代で住環境を重視する方
• セカンドライフの住まい選びをしている方

この記事では、まずはざっくりと各エリアの感じを掴んでもらうためのものです。気になるエリアが見つかったら、まずはお試し移住で実際に短期滞在してみることをおすすめします 🏠

🗺️ 湘南・鎌倉移住でおすすめエリア選びの基本的な考え方

まず、湘南・鎌倉エリア選びで重要になるのは以下の5つのポイントです。

1. 東京への通勤アクセス
JR東海道線、小田急線、JR横須賀線のどの路線を利用するかで生活が大きく変わります。

2. 海との距離感
海を日常的に楽しみたいか、たまに見に行ければ良いかで選ぶべきエリアが変わります。

3. 生活利便性
商業施設、病院、学校などの充実度は地域差が大きいです。

4. 住宅価格帯
同じ湘南でも価格差は2倍以上あるエリアもあります。

5. 地域の雰囲気・文化
観光地色が強い場所から、落ち着いた住宅地まで様々です。

🏙️【藤沢エリア】湘南の中心都市で安心の利便性

藤沢エリアの基本情報

主要駅：藤沢駅、湘南台駅
路線：JR東海道線、小田急線、JR横須賀線
東京駅まで：約50分（東海道線）
人口：約44万人

藤沢エリアに4年住んで感じるメリット

🛒 圧倒的な利便性の高さ

藤沢駅周辺にはルミネやさいか屋などの商業施設が充実。日用品から家電まで何でも揃います。さすがに「これで十分すぎる」と思うレベルです。

🚃 複数路線でリスク分散

JR東海道線が遅延した時も、小田急線に乗り換えることができます。正直なところ、東海道線の遅延は結構あるので、これには助けられています。

🏖️ 海にも山にもアクセス良好

江の島まで電車で10分程度。一方で、湘南台方面に行けば緑豊かな住宅地もあります。

藤沢エリアのデメリット

👥 観光客の多さ

特に江の島・藤沢周辺は週末になると観光客でかなり混雑します。やれやれ、また渋滞です…という感じで、車での移動は時間読めないことが多いですね。

💰 住宅価格の上昇

人気エリアだけあって、不動産価格は年々上昇傾向。私が購入した2020年と比べても、明らかに高くなっています。

藤沢エリアはこんな人におすすめ

• 30代〜40代の子育て世代：教育環境と利便性のバランス◎
• 湘南移住が初めての方
• 東京通勤を継続する方
• 商業施設の充実を重視する方

🏖️【辻堂エリア】子育て世代に最適なバランス重視の街

辻堂エリアの基本情報

主要駅：辻堂駅
路線：JR東海道線
東京駅まで：約50分
人口：約23万人（藤沢市の一部）

辻堂住民4年目の実感

🛍️ 湘南テラスモールの存在感

辻堂に住んでいる私が最も実感するのは、湘南テラスモールの便利さです。日用品から家電、レストランまで何でも揃います。これがあるので、正直他の場所に買い物に行く必要がほとんどありません。

👨‍👩‍👧‍👦 子育て世代に優しい環境

辻堂海浜公園や湘南海岸公園など、子供が遊べる施設が充実。実際に休日には多くの家族連れを見かけます。保育園や小学校も比較的充実しています。

🌊 海まで徒歩圏内

辻堂海岸まで徒歩15分程度。朝のジョギングコースとしても最適で、海を見ながらの運動は本当に気持ちが良いものです。

🚗 適度に車なし生活が可能

駅周辺であれば車なしでも生活できますが、ゴルフや市民農園通いを考えると、やはり車があった方が便利だと4年住んで実感しています。

辻堂エリアのデメリット

🚃 JR東海道線への依存

路線がJR東海道線のみなので、遅延時の代替手段が限られます。これには参りました…という経験が何度かあります。

🏄‍♂️ 夏場のサーファー渋滞

夏場は早朝からサーファーの車で海岸周辺が混雑することがあります。

辻堂エリアはこんな人におすすめ

• 30代〜40代の子育て世代：公園や教育施設が充実
• 湘南移住初心者：バランスが取れていてリスクが少ない
• 海の近くに住みたいが利便性も重視する方
• 東京通勤を継続する方

⛩️【鎌倉エリア】歴史と文化を楽しむ大人におすすめの移住先

鎌倉移住の基本情報

主要駅：鎌倉駅、北鎌倉駅、大船駅
路線：JR横須賀線、JR東海道線、湘南モノレール
東京駅まで：約60分（横須賀線）
人口：約17万人

4年間で感じた鎌倉移住の魅力

🏯 他では味わえない歴史的雰囲気

辻堂から鎌倉へは電車で20分程度。休日によく散策に行くのですが、やはり鶴岡八幡宮や建長寺周辺を歩くと「さすが古都鎌倉」という厳かな気持ちになります。鎌倉移住を検討する方にとって、この歴史的な街並みは大きな魅力の一つです。

🛒 意外に充実した商業施設

鎌倉駅周辺は観光地のイメージが強いですが、実は地元住民向けのスーパーや病院なども充実しています。大船駅周辺に至っては、かなり都市機能が整っていて驚きました。鎌倉移住後の日常生活でも十分な利便性があります。

🏡 品の良い住宅地

北鎌倉や鎌倉山周辺の住宅地は、本当に上品で落ち着いています。散策していると「ここに住めたらなぁ」と思ってしまいます。鎌倉移住を検討している方の多くが憧れる高級住宅街です。

鎌倉移住のデメリット

👥 観光客による生活への影響

これは藤沢以上に深刻です。特に紅葉シーズンや正月は、地元の方の生活にかなり支障が出ているように見えます。鎌倉移住を考える際は、観光地としての側面も理解しておく必要があります。

💰 住宅価格の高さ

正直なところ、我が家の予算では鎌倉での住宅購入は難しかったというのが実情です。特に人気エリアは相当高額になります。鎌倉移住にはそれなりの予算準備が必要です。

鎌倉移住がおすすめな人

• 50代以上のシニア世代：歴史文化を楽しむ余裕がある年代
• 歴史や文化に深い関心がある方
• 落ち着いた住環境を重視する方
• ある程度予算に余裕のある方
• 観光客との共存を受け入れられる方

🏄‍♀️【茅ヶ崎エリア】サーフタウンで自然体の暮らし

茅ヶ崎エリアの基本情報

主要駅：茅ヶ崎駅、北茅ヶ崎駅
路線：JR東海道線
東京駅まで：約55分
人口：約24万人

茅ヶ崎の独特な魅力

🎵 サーフカルチャーの根付いた街

辻堂の隣街ということで、茅ヶ崎は頻繁に利用します。サザンオールスターズの街としても有名ですが、実際に住んでいる方々もどこか自然体でリラックスした雰囲気があります。

🌊 海との距離感が絶妙

茅ヶ崎海岸は辻堂海岸に比べて若干落ち着いた雰囲気。朝の散歩で利用することもありますが、地元の方が犬の散歩をしている光景をよく見かけます。

🏪 程よい商業施設

茅ヶ崎駅周辺は適度に発展していて、生活には困りません。イオン茅ヶ崎中央店なども重宝しています。

茅ヶ崎エリアのデメリット

🚃 JR東海道線への依存

路線がJR東海道線のみなので、遅延時の代替手段が限られます。これには参りました…という経験が何度かあります。

🏖️ 夏場の混雑

海水浴シーズンは茅ヶ崎海岸周辺がかなり混雑します。車での移動は避けた方が無難です。

茅ヶ崎エリアはこんな人におすすめ

• 30代〜40代の子育て世代：のびのびした環境で子育て
• サーフィンなどマリンスポーツを楽しみたい方
• 自然体でリラックスした暮らしを求める方
• 海の近くに住みたいが観光地化は避けたい方

🏖️【逗子エリア】高級住宅地としての上品な魅力

逗子エリアの基本情報

主要駅：逗子駅、新逗子駅
路線：JR横須賀線、京急逗子線
東京駅まで：約65分
人口：約5.7万人

逗子の洗練された魅力

✨ 高級住宅地としての品格

逗子には仕事の関係で時々訪れるのですが、街全体に品の良さを感じます。特に逗子海岸周辺の住宅地は、まさに「湘南の高級住宅地」という雰囲気です。

🌊 美しい海岸線

逗子海岸は湘南の中でも特に美しいビーチの一つ。夏場は若干賑やかになりますが、それでも上品さを保っています。

逗子エリアのデメリット

🛒 商業施設の少なさ

大型商業施設は少なく、日用品の買い物は隣の鎌倉や藤沢まで出る必要があります。

💰 住宅価格の高さ

高級住宅地だけあって、不動産価格はかなり高額です。

逗子エリアはこんな人におすすめ

• 50代以上のシニア世代：上品で落ち着いた環境を求める年代
• 上品で落ち着いた住環境を求める方
• 美しい海の近くに住みたい方
• 地域コミュニティを大切にしたい方

🌲【葉山エリア】別荘地から移住先へ進化

葉山エリアの基本情報

主要駅：逗子駅からバス
路線：京急バス、JR横須賀線（逗子経由）
東京駅まで：約80分
人口：約3.2万人

葉山の特別な魅力

👑 御用邸の町としての格式

葉山御用邸があることでも有名で、街全体に気品があります。一度訪れた際、その静寂さと美しさに感動しました。

🌿 自然豊かな環境

相模湾を望む絶景と、緑豊かな環境が両立しています。まさに「別荘地」という言葉がぴったりです。

葉山エリアのデメリット

🚌 交通の不便さ

最寄り駅がないため、逗子駅までバスで移動する必要があります。車なし生活だとかなり厳しいでしょうね。

葉山エリアはこんな人におすすめ

• 60代以上のセカンドライフ世代：自然を満喫したい年代
• 自然豊かな環境を最重視する方
• 車での移動が苦にならない方
• リタイア後の住まいを検討している方

📊 各エリアの比較まとめ

エリア	利便性	通勤	価格	海との距離	子育て	おすすめ度
辻堂	◎	◎	○	◎	◎	★★★★★
藤沢	◎	◎	○	○	◎	★★★★★
鎌倉	○	○	△	○	○	★★★★☆
茅ヶ崎	○	○	○	◎	○	★★★★☆
逗子	△	△	△	◎	△	★★★☆☆
葉山	△	△	△	◎	△	★★☆☆☆

🏠 湘南・鎌倉移住を成功させるための住宅選びのコツ

4年間の湘南生活で学んだ最も重要なポイントは、「理想と現実のバランス」です。

海の近くに住みたい気持ちは分かりますが、通勤や生活利便性も同じくらい重要です。私自身、辻堂のマンションを選んだのは、海へのアクセスと東京通勤、そして日常生活の便利さのバランスが取れていたからです。

正直なところ、湘南・鎌倉移住後に「こんなはずじゃなかった」という後悔をする方も少なくありません。そうならないためにも、まずはお試し移住で1〜3ヶ月程度実際に住んでみることを強くおすすめします。

住宅選びで失敗しないための具体的ステップ

1. 複数の専門家に相談する

湘南エリアに詳しい住宅会社や不動産会社に相談することで、各エリアの最新情報を得ることができます。

2. 実際に住宅展示場を見学する

カタログだけでは分からない住み心地や周辺環境を確認できます。

3. 複数の住宅ローンを比較検討する

湘南エリアは住宅価格が高めなので、住宅ローンの条件比較は特に重要です。

✅ まとめ：湘南・鎌倉移住でおすすめエリア選びの最終判断

4年間の湘南生活を通じて、湘南・鎌倉エリアの特徴を肌で感じてきました。最終的には、あなたのライフスタイルと優先順位によって最適なエリアは決まります。

🎯 年代別おすすめエリア

• 30代〜40代子育て世代：辻堂・藤沢・茅ヶ崎
• 50代以上シニア世代：鎌倉・逗子（歴史文化重視）
• 60代以上セカンドライフ：葉山・逗子・鎌倉

初めての湘南・鎌倉移住なら辻堂エリアがおすすめです。利便性と湘南らしさのバランスが取れており、「移住したけど不便すぎて後悔」というリスクが最も少ないエリアです。

鎌倉移住を希望する方は、歴史的価値と生活利便性のバランスを慎重に検討することが大切です。特に観光地としての側面を理解した上で決断することをおすすめします。

正直なところ、どのエリアにもメリット・デメリットがあります。大切なのは、あなたの現在の生活スタイルと将来の希望を明確にして、最も適したエリアを選ぶことです。

実際のところ、移住は人生の大きな決断です。後悔のない選択をするためにも、十分な情報収集と現地見学、そして可能であればお試し移住をおすすめいたします 😊

湘南・鎌倉移住が皆様にとって素晴らしい人生の転機となることを心から願っております。

---

※この記事は辻堂在住4年の実体験を基に作成しています。不動産価格や施設情報は2025年時点のものです。最新情報は各自治体や不動産会社にご確認ください。